映画 「不死鳥の騎士団」 感想
〜ダニエルの演技について〜 さてさて今回の映画は、ダンの演技がものすごく上達したと思いました。 今までは映画のストーリーに一生懸命着いて行ってる感じだったのですが、 今回は違いました。 ダンが(ハリーが)映画をぐんぐん引っ張って行きます。 セリフ一つとっても、セリフのない表情一つとっても、 1作前のダンとは雲泥の差だと思います。 例えば・・・、 公園のブランコに1人座っているハリー。 近くではそろそろ帰るわよ・・・と、子供を促す母親の姿。 そのかわり今日はあなたの大好物を作るわね・・・と言って楽しそうに帰っていく 親子を、とても羨ましそうにハリーは見ているんです。 その時の切なそうなハリーの表情が・・・もう・・・たまりません(涙)。 始まって5分も経たないうちのシーンなんですが、 私はハンカチを握り締めておりました。 次にシリウスとの再開のシーン。 シリウスを見つけて嬉しそうに抱きつくハリーがとてもよかった。 中盤にもシリウスと二人っきりのシーンがいくつかあるんですが、 そのうちの一つで、ブラック家の家計図を見ながら、ハリーが自分の 苦しい気持ちを打ち明けるシーンがあります。 「ヴォルデモートに体を乗っ取られて、どんどん自分が汚れていくような 気がする・・・。」と、胸のうちを明かすハリー。 上手かったです。本当にハリーの苦しみが伝わってきました。 学校に戻って孤独を感じて辛い思いをしているハリーが、 シリウスに手紙を出すんですが、その手紙をハリーが朗読しています。 ただの手紙の朗読なんですが・・・。 画面はハグリッドの小屋へたった一人で向かう、ハリーの後姿。 それに合わせて、シリウスに自分の気持ちを書いた手紙の朗読。 たまりません・・・。泣いちゃいますよ、本当に。 後半、ヴォルデモートとの死闘でのシーン。 原作でもありましたが、最後の最後に俺様がハリーに捕り憑くところがありますよね? 一瞬ダンブルドアに「おいぼれめ・・」というところがあります。 もちろん俺様に獲り憑かれてるわけですから、憎しみと悪に満ちた目をするんですが、 その時のハリー、ぞくっとするくらい冷たい目を向けます。 いくらかCG処理されているんですが、あの目は怖かった・・・。 プレミアなどのダンでは絶対に見られません。(当たり前か・・。) そして、自分の持つ人を愛する事ができるという力と、 俺様の悪に満ちた力との戦いが始まります。 ハリー、悶え苦しんでいます。(だから違うって) 傷ついた身体と心で、必死に悪の力と戦っています。 床に這いつくばって・・・・。 「頑張れ、ハリー!」と心の中でさけんでおりました。 迫真の演技です。ダン、上手いよ!上手すぎるよ!!![]()
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