LESSON 2

「ちょ、ちょ、ちょっと…ハーマイオニー! 何でセーター脱ぐんだよ!? 脱がなくてもキ、キ、キスできるだろ?」 私は自分の人差し指を、そっとハリーの唇に押し当てた。 「シーッ、ハリー。喋らないで…」 「・・・」 あ、ハリーの心臓の音が聞こえる… こんなにドキドキしちゃって。 結構純粋なのね? そして私はありったけの勇気を振り絞って、ハリーの唇にキスをした。 ああ神様… 夢にまで見たファーストキスの相手に、ハリーを選んで下さってありがとう… そう心の中で呟くと、ハリーから静かに離れようとした。 だけどハリーの力強い腕がそれを許してくれなかった。 ハリーは私の唇から離れ、耳たぶを優しく甘噛みしている。 ハリーの吐息が鼓膜に響いてとても気持ちいい。   ハリーの手は私のブラウスのボタンを外しにかかった。 「ハ、ハリー?」 「ん?」 「な、何してるの?」 「説明しなきゃ…ダメ?…  今は…ごめん、できない…」 口では謝るくせにハリーはその動きを止めなかった。 「ジニーにもこんな事、す…するの?  ジニーはこれでも満足しないの?」 ハリーの手はすでに私のブラウスの中に入り直接肌に触れている。 「ハーマイオニー、どうしよう…。止められないかも…。  今すごく君の事抱きたいって思ってる…」 「・・・」 「ハーマイオニーの肌って…気持ちいい…」 私の質問にはまるで答えずに、ハリーは自分のセーターとシャツを急いで脱ぐと、 私のブラウスも下へ落とした。 見たこともないハリーの裸の上半身に、思わず目が釘付けになる。 想像以上に逞しい大人の男の人の身体だった。 触れてみたくて、手をハリーの首筋からスーッと下へなぞってみた。 「ハーマイオニー?もしかして僕のこと・・・挑発してる?」 「ホーンテイルのTattooは...なかったのね?」 「あれはジニーの冗談だよ。まさか、本気にしてたの?」 「冗談かどうかなんて、誰もわからないわ。  あなたとこんな事をしない限りは・・・」 「じゃあ、真実を知ってるのは、君だけって事になるね?」 「さあ?それはどうかしら。」 「だから・・・。今までこんな事、した事ないんだって!」 ハリーは床の上に私をそっと横たえると、私の上に覆いかぶさるように乗ってきた。 そして首筋や鎖骨にも唇を這わせていく… 肌と肌が触れ合うのがとても気持ちいい。 ハリーはジニーに本当にこんな事はしてないの? ううん、こんなに素敵に女の子を抱けるんですもの…、経験が全くないはずないわ。 きっとジニーがこれ以上の事を望んでいるのよ…。 ハリーの胸にTattooがないのは、ジニーだってきっと知っているはず。 何だかそう考えるととっても悲しくなってきた。 私の知らない二人の時間…。 時々こうしてジニーは彼に甘えているんだわ。 彼もジニーに優しい愛の言葉を囁くのよ。 そういえば、さっきから私達はお互いに「好き」という言葉は言っていない・・・。 私、ハリーと…、ガールフレンドのいるハリーと、何してるんだろう? 自分が惨めになるだけなのに…。 気がつくと涙がこぼれていた。 流れる涙を見せたくなくて、私はハリーの首に腕を回してしがみついた。 「ど、どうしたの?ハーマイオニー?」 彼の手は私の胸を覆う下着のホックを、今まさに外そうとしているところだった。 「…ごめんなさい、ハリー。  ここまでで終わりにしましょう?  ここまでジニーに出来るなら、あとは全然問題ないじゃない。  大丈夫よ?」 「え?さっきも言っただろ?  ジニーとはこんな気持ちになった事ないって…。」 信じられなかった。 だってそれほど彼は上手だったんだもの… 私だってもう少しで流されそうになるくらい、彼の動きは自然で 愛されてるかも・・・って勘違いするところだわ。 私は外されかかった下着を元に戻すとブラウスを羽織り、ハリーと向き合った。 「ハリー、寮に戻りましょう?」 「君を…抱かせてはくれないんだ...。」 「問題はあなたにガールフレンドがいるって事よ。ジニーを泣かせちゃいけないわ。  私が浅はかだったの。あなたにこんな事を提案するなんて、どうかしてた…。  ごめんなさい、ハリー。この事は私達だけの秘密にしましょう・・・」 「でも、僕は…」 「大丈夫!あとは本能の赴くままよ!」 そう言って私は立ち上がり、、無理やり顔に笑顔を貼り付けると セーターを掴んで静かに教室を後にした。 まだまだ続くんだなぁ、これが・・・                       LESSON 3へ → ======== やだぁ...、今回も寸止めだし。 警告を読んで期待しちゃった方、ごめんなさい。 これからもわたしは多分裏物は書けません。 だって、乙女だもん・・・(殴) ========